隠れた仕事
東南VIPルームという場がある。有志により設置された共有フィールドだ。ここでは日頃のラス回避ではなく収支重視の麻雀が打てる。あ、別にこりゃ参加募集記事じゃないよ。ただ、そこでの牌譜は通常天鳳とは違う条件下だぞ、ってことを伝えたかっただけ。
毎週土曜の夜には通称【コロシアム】と呼ばれる対局とガチ検討会が行われる。以前の記事では、そこで観戦側の話題になったシーンを中心に取り上げてみた。ただし、話題には登らずとも本人的にしっかり打てたと感じている局面もある。補足として、今回はそちらを紹介したい。
【1】
ラス目で迎えたオーラスの親。点数状況と配牌はこんなん。
【2】
ここからホンイツへ。中のみでの連荘よりも決めに行く選択。
【3】【4】【5】【6】
問題はここから。手に残した3sと下家の手格好を一巡毎に見比べてみて。6s9p3pを先に処理してることからも、意図的に3sの切り時を遅らせてる事がわかると思う。
【7】
この3sは、どこで切っても鳴かれたくさい牌。最終的に切った時には下家は別のカタチになっていた。仮に動かれていたら、下家の手が進行し、この後3mも喰い流れて、万事休していたことになる。つまりこの手は、ホンイツへ向かう手順そのものよりも、3sの切り時の良否で成就したと言える。※ちなみに6sは通してる。
では、なぜ3sなのか? この部分は(以前にも書いたけど)残念ながら情報が無意識下で処理されてるため、完全には説明できない。小数点以下の情報があるとしても、それを引っ張りだしたところで枝葉のひとつに過ぎないからだ。
じゃ、説明できる範囲で言えることは何かっつうと・・・。ここ一番、和了り切りたい時ほど他家の都合を無視しちゃいかん。そゆことで。
●
ちなみに、この3s止めの違和感に気づいた観戦者は若干一名。
当大介: アンコロさん3s先切りしないのは染めの匂い消すためかな?
ぶっぶー(ざんねん音)
匂い消すとか、そこまで昭和じゃないから!(≧∇≦)
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